NPO法人 美郷宝さがし探検隊

公開日 2023年07月12日

更新日 2024年02月22日

協働活動場所 吉野川市美郷
協働活動内容

★令和5年度 活動予定★
・2023年5月27日(土)予定 ほたる保護活動 国道ゴミ拾い

・2023年9月16日(土)頃   高開石積み草取り作業

・2023年11月18日(土)頃  ゆず収穫作業

・2024年3月末頃       高開石積み草取り作業  

★令和4年度 活動実績★
・2022年10月1日(土) 高開の石積み周辺の除草作業
  https://www.tokushima-nousangyoson.net/topics/2022100400014/

 

ゆずの収穫作業は毎年大人気!    四季折々の魅力を楽しんで

NPO法人美郷宝さがし探検隊の皆さん

 国の天然記念物に指定されているホタルや、特産品である梅、シバザクラが咲き誇る高開の石積み…豊かな自然と文化が息づく吉野川市美郷地区。こうした美郷の"宝"を次世代に守り伝えようと、平成10年に発足したのが「美郷宝さがし探検隊」だ。平成22年にNPO法人化し、翌年からは美郷ほたる館の指定管理者に。地域のイベント運営や観光ガイド、自然環境の保全活動などを行い、地域の活性化に寄与する。


 他の中山間地域と同様、人口減少と少子高齢化に直面する美郷地区。25年前の同会発足時には現役世代だったメンバーも、今では70代、80代に差しかかり、担い手不足の悩みを抱える。「とくしま農山漁村(ふるさと)応援し隊事業」には、ふるさと団体として平成28年度に参画。現在は高開の石積みの除草やホタルの保全など、年3、4回のペースで応援を依頼する。「手伝ってもらえる人を募るにも、一人ひとり当たっていくのは手間がかかって大変。応援し隊の制度では、事務局の方が参加者の募集や調整をしてくれるので、すごく助かっています」。会のメンバーで、美郷ほたる館の館長を務める武田彰仁さんが感謝を口にする。多い年は50人以上が参加するという一番人気の活動が、毎年11月頃に行うゆずの収穫作業。後継者がおらず同会が管理を担うゆず畑を、協働パートナーとともに整備する。美郷ほたる館で注意点などを説明した後、畑でゆずの木の剪定と収穫を実施。和気あいあいとした雰囲気で作業を行いつつも、ゆずの木の鋭いトゲで参加者が怪我をしないよう気を配る。最後に、おみやげとして穫れたてのゆずをプレゼントするのが恒例だ。ゆずやゆずみそを使ったオリジナルレシピを添え、参加者たちに喜ばれている。

ホタル保全活動

「ホタル保全活動」の様子。車のライトを遮断する遮光ネット設置と、駐車場やほたる館周辺のゴミ収集を行った。

 

ゆずの収穫作業

「ゆずの収穫作業」の様子。

 「地域の外から応援してもらえるのは本当にありがたい」と武田さん。ここ数年で急増したというシカの食害対策や、町内外から多くの人が訪れるホタルまつりや梅酒まつりといったイベントのサポートなどにも、応援し隊の力を借りたいと考えている。「四季折々の魅力があるのが美郷のいいところ。活動を通して、ぜひ季節ごとに足を運んで楽しんでほしいですね」。

 

※上記の写真と文章は、令和6年1月1日発行の月刊タウン情報トクシマ1月号より、許可のもと引用されています。

 

 

 

 

 

 

協働活動時期 5月~3月
協働活動の様子
高開の石積み周辺の除草作業高開の石積み
イベントその他