久尾(くお)の棚田

公開日 2021年01月05日

更新日 2021年03月19日

棚田情報

場所 海陽町久尾字蔭
自然環境概要 水源 渓流取水
生態系
<植物>
ホタルイ、ミズガヤツリ、カンガレイ
<動物>
ホソミイトトンボ、モートンイトトンボ
景観 本地区は、山奥の少し開けた場所にあり、山々の合間で棚田が存在感を示している。特に石積みがきれいに組まれており、安定感があり、棚田の守護をしているようにも見える。これは宅地の石積みについてもいえることで、その頑丈さから、防風垣の役割も果たしている。
生産環境概要 概況
<平均勾配>
1/3
<法面構造>
石積み及び土羽
営農状況
<総面積>
0.8 ha
<作付け面積>
0.8 ha
<耕作状況>
本地区は、主としては水稲あるが、寒茶を多少作っており、子供向けの体験学習として有名になっている。集落は過疎化が進み、現在は5世帯ほどしか残っていない。後継者がいないため、将来耕作放棄地になる可能性が高い。
<鳥獣害被害の状況とその対策>
イノシシ・シカに被害をうけている。特にイノシシ被害がひどく、寒茶畑を荒らしている。これらへの対策としてネット柵を設置している。
管理状況
<管理組織>
個人管理
<管理方法>
管理については、出役をつくり畦畔の草刈り等を行っている。
また水路の点検・ゴミの除去に労力を費やしている。
<周辺土地改良施設の状況>
水路は1kmほどある奥の沢から水を通しており、管理には多大なる労力を費やしている。
社会環境概要 地域開発の歴史 寛永の墓もあり、約300年ほど前から耕作され始められたと伝えられている。
祭り・イベント 寒茶摘み体験
アクセス方法 国道55号より、宍喰川沿いに西へ、小谷橋から野根川沿いに進む。

棚田情報前景写真

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