上勝町 生実 樫原地区で「棚田の草刈り」を応援しました!(令和7年10月19日(日)実施)

公開日 2025年11月17日


ふるさと団体「特定非営利活動法人 郷の元気」からの依頼「棚田の草刈り」を、

協働パートナーの「西精工株式会社」「四国大学」が応援しました!

 

上勝町では農家の高齢化と減少に歯止めがかからず、「郷の元気」代表はNPO法人を設立して、棚田の維持など持続可能な地域づくりの活動しています。

今回草刈りを行った棚田は、昨年まで持ち主が管理していましたが、高齢のため管理が難しくなりました。

 

協働パートナーは鎌や大鉈を振るって、草を刈っていきました。

棚田の土台となる石垣の間から生えた草も何度も鎌を入れることで石を傷つけず丁寧に刈っていきます。

7名の作業者が作業分担し効率よく草を刈り、棚田の再生に挑みました。

 


放置された棚田の石垣からは茎が太くなった雑草が生え、鎌で刈るには叩きつけるように力を入れないと草の根を切っていくことができません。

作業者は自分の手を切ってしまわないように注意をしながら慎重に作業を進めていきました。

 


 
30分ごとに取る休憩では、景色を眺めたり、やまびこを楽しんだりと日常では味わえない奥深い山里の魅力を満喫しました。

草刈りはやや重労働でしたが、壮大な山の尾根の連なりを眺めたり、澄んだ空気を吸ったりと各々の休憩時間を過ごしました。

西精工株式会社と四国大学の協働パートナー同士の交流も行いました。
 

 

西精工株式会社は親子でのご参加でした。

作業終了後、協働パートナーからは

「地面が平らではない中での草刈りは思った以上に重労働でしたが、きれいになった棚田をみると疲れも飛びました。」

「重要文化的景観・棚田100選のお手伝いができて光栄です。これからも参加して、この景観を守りたいと思いました」

「以前プライベートでここに来ようとしましたがたどり着けなかったので、再チャレンジをかねて今回の参加を決めました。きれいな景色をこれからも守っていきたいと思いました。作業は、自分でもよく頑張ったと思います。」

などといった感想がありました。

 

ふるさと団体からは

「皆様のおかげできれいになりました。今日草刈りした棚田は、持ち主が高齢で施設に入りご自分で刈れなくなった棚田です。棚田農家も減少が進み、関係人口を増やしていくことが急務となりました。重要文化的景観と棚田100選に選ばれているこの地域をこれからも守っていくために多くの方の協力が必要です。また、棚田で取れた米を皆で食べるイベントを行いますので、ぜひお越しください。」

といった御礼の言葉をいただきました。

 

ふるさと団体と協働パートナーの協働で樫原の棚田の草刈りが進みました。

 

※活動のための飲料提供は、協働パートナーの「サントリービバレッジソリューション株式会社 中国・四国支社 徳島支店」でした。


 

地図

今回の応援場所